何気ない風景
私は埼玉県の富士見市の鶴瀬という街に長く住んでいた。
この街は、都内通勤圏内のいわゆるベッドタウンで、目立った産業はないが、人はたくさん住んでいた。
人が多いということは、必然的に飲食店もそこそこあって、特に町中華がたくさんあったが、
どれも、今思い出すと懐かしい特徴のある店が多かった。
中華はどれもイマイチだがトンカツだけバカうまの中華料理屋(古すぎて店の名前を失念した。。。)
おじさんの笑顔が素敵な鳳山(ほうざん)。今時のパラパラとは一線を画すしっとりチャーハンがいい味出してる。
近所の名店、天煌(てんこう)。中華焼きそば完成度高すぎ。少年野球のチームメイトが試合で活躍したときに
「今日の夜ご飯は天煌だ!」と言っていたのが忘れらない。家庭で活躍したら天煌いけるよなんて話になっていたのだろう。
駅近までいくと、鶴瀬の伝説と言っても過言ではない、珍来が君臨している。(チェーン店らしいがこの際気にしないことにする)
珍来に行ったらなんといっても定食。中でも、ナス味噌定食を頼みたい。
大きめのナスのざく切りに、肉味噌。
ご飯に一番合うものってこれじゃないだろうか?桃屋に教えてあげたいくらい。
もうこれがあればお米なんてほとんど噛まない。これをおかずにぐいぐい喉の奥さんに押し込んでいく。
20年前はこれでご飯3杯は行けたもんですよ。
また、キクラゲ玉子炒め(ムースーロウ)も美味い。
鶴瀬もららぽーとが出来て色々変わったけど、こういう町中華は残って欲しいものだなぁ。
たまには鶴瀬に帰ろうっと。